ひびふ


日々に映る大切にしまっておきたい景色を描いて

ひとつひとつ名前をつけた一点ものの布

 

日々を包む布=ひびふ

 

( 画像をクリックすると展示の様子をご覧いただけます ) 

 


ひびふ展vol.4 end roll

 

 

2020 . 4 . 14  -  19

@PENSEE GALLERY (群馬県桐生市本町3-3-1)

12 : 00 - 19 : 00

 


降り積もったカケラでひとつになった物語

静かで熱を帯びたカケラたちは

劇場を包むエンディンヅロールと共に

そっと 滲んで

余胤へと変換されていく

 

ENDの文字を見届け 扉を開けると

纏った余韻で 今 が美しい



ひびふ展vol.3 Beach combing

 

2019 . 4 . 12  -  16

@atelier

 

2019 . 4 . 27  -  5 . 6

@参夕 (群馬県桐生市本町2-5-7)

 

2019 . 5 . 31  -  6 . 4

@atelier

 


1月 久しぶりに海へ行きました

まだまだ寒かったけれど

ほんのり春を感じて

薄手のニットスカートをはいて

海へ行きました

 

 

波の終息

淡く遠い音

滲む光

 

 

静かな興奮と

身体中がジワーーっと優しく解放された

忘れられない1日

 

透明な冬の風にスカートの裾をふんふんさせながら

砂浜を歩いては立ち止まり

拾い集めたカケラは

 

日々を包んでくれるあづま袋と

日々をほんの少し嬉しくしてくれるフレアスカートに仕上げました 



ひびふ展vol.2

ひびふ展vol.2

2017 . 6 . 3  -  6 . 7

@ atelier

 


 

昨年9月に有鄰館でおこなったひびふ展

その数日後に ここのatelierへお引越ししました

窓が変わり においが変わり 音が変わり

この新しい場所で 冬と春 新しい季節をふたっつ過ごしました

 

早朝のキッチンに差し込む朝日

おとなりの森が揺れて光る風

カラカラのベージュ色から 少しづつほわほわの緑とお花で埋め尽くされた裏庭

いろんな種類の草花が ちゃぁんと順番に出てくるもんだからおもしろくって愛おしくって

お庭観察が日課になりました

 

それと 雨が大好きになりました

atelierのいろんなところに当たる雨音は

とっても賑やかで静か

雨の日はお部屋によって リズムも音色も違う雨音に包んでもらいます

 

今回は

この新しい場所で 新しい地図をつくるように

ひびふを描きます

 



ひびふ展vol.1

2016 . 9 . 21 wed  -  9 . 25 sun

@有鄰館・塩蔵 (群馬県桐生市本町2丁目6-32)


つくり始めたのは2015年の春からでした

 

毎日 犬と一緒に桐生川の土手を朝夕2回歩きます

 

モノクロの線だけだった冬のお山に

パステルカラーの薄いヴェールがかかって色づき始め

繊細で柔らかい春は とてもエネルギッシュ

あっという間にモコモコの緑色 夏がやってきます

たくさん雨が降って ピリっとした風が吹いたら秋

そしてまた冬がやってくる

毎日歩いているのに拾いきれないほどのドラマチックは

すぐに胸がいっぱいになってしまう

この毎日のドラマチックに包まれていることも

何気ない毎日があるからで

何気ない毎日も ドラマチクも 当たり前なんかじゃない

 

だから 大切にしまっておけたらいいのに

そんな想いから

ひびふが生まれました